08/12/31 片付け

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wooは宇宙船のwoo
 ぼやぼやしてる間に大晦日ということで「小掃除」。掃除は終わらせるのが肝心。いくらでもすべきことがあるのでそこそこできりあげないと、またひっくりかえしたまんまで正月を迎えることになります。ということで6時には終わっって、走り納めもして風呂にはいってビールでのんびり。
 本棚を整理していると今年マイブームだったいくつかの本など。

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 これはもう今文庫では手に入りません。古本屋でやっと見つけました。なぜか忘れたけど今年は小松左京の文庫をさがしましたね。
 近未来の大阪。主人公は「失業」の罪で追放されます。失業が罪だなんて、仕事があるってことが前提だから、今って、この小説の状況より悪いってこと?久しぶりに読みましたがやっぱりめちゃくちゃに面白い。「追放されたモノ」たちが日本国の政治経済国体をひっくり返します。痛快!おすすめ。

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 同じく小松左京の短編集「牙の時代」から「小説を書くということは」。サイケデリックですわ!

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 実家四国松山つながりで司馬遼太郎の「坂の上の雲」。そのまたつながりで、日露戦争関連の古い映画など見ました。普段こんな本見ないのですが、ちょうど古本屋にあったので。プラモデルで戦艦大和とか作ったことはありますが、明治時代の戦艦三笠とかバルチック艦隊とか言われてもよくわからなかったので。
 旅順要塞攻撃でお互い死屍累々となった自軍兵士の遺体を回収するために一時休戦。そのときに撮られた日露両軍兵士の記念写真がありました。
 映画「日本海大海戦」は三船敏郎が連合艦隊司令長官東郷平八郎役。舞台は大海原だし艦隊戦なのであんまり陰惨な印象はない。東郷とロジェストウェインスキー将軍の友情の場面もあった。
 「203高地」。旅順要塞攻略の映画。もうむごたらしいのなんのって・・・。軍人同士の信義もへったくれもありません。一時休戦時にお菓子をあげたりする場面はあるが、違うシーンでは缶詰を投げてよこした露兵士を手榴弾だといって射殺してしまう・・・。しかし、丹波哲郎もあおい輝彦も若い。しかも夏目雅子ですよ!ほんに美しい人だなあ・・・。
 しかし、映画には現地の中国、朝鮮の民はほぼ出てこない。日露の事情はあったにせよ、ひとの国に鉄砲もって入ったらあきません。

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 これは読めなかったので越年。松山の正岡子規記念館で購入。こういうのってめちゃ安いのがある。俳句と、古地図と写真。これがあるとイメージがわく。古典ってもっとビジュアルだったら学生さんも興味がわくだろうに。

 もう少しありますので to be continued・・・.
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 マンガ「へうげもの」で高山右近がとてもヘンだったので、高槻市の城跡民俗資料館だったかな、で購入。これも安かった。博物館の資料って面白いと再認識した一年でした。

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 吹田市立博物館も興味深い資料が手に入る。吹田生まれのワタクシですが、吹田といえばやっぱり「国鉄操車場」とアサヒビールと万博ですよ。明治22年の時刻表によると京都発大阪行きは一日8便、所要時間は約1時間半みたいです。
 吹田市立博物館では11月末までアサヒビールの展示をやってたのに行きそびれました。残念。

 ということでまた来年。
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