09/07/08 「剱岳 点の記」

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wooは宇宙船のwoo
 今日も朝から雨。久しぶりに映画館に行く。映画館で最後に見たのって・・・、「舞妓haaaaan」だったかなあ。けったいな映画どしたなあ。
 家でDVD見たりしますが、一杯やりながら見るので、結末きちんと覚えていないことがあります。感動も余韻も残ってません。あきまへんなあ。

 此度の「剱岳 点の記」原作の新田次郎は映画「八甲田山 死の彷徨」が有名ですが、私は小説「孤高の人」がお気に入りです。同名のマンガが今「ヤングジャンプ」に連載中ですが、原作とは設定も趣きも異なるものになってます。
 小説「孤高の人」は大正から昭和にかけて単独行で峰々を踏破した実在の登山家、加藤文太郎が主人公です。加藤文太郎は神戸の造船所に技師として勤めていて、須磨から六甲山を縦走して宝塚、そしてまた神戸の職場に歩いて帰ってきたという話が残されています。そして昭和11年、北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根で遭難して亡くなってしまいます。彼の手記「単独行」も山と渓谷社から出版されています。

 で映画の話でした。全編ほぼ現地ロケということで、予告編を見てまずびっくりしました。役者さんスタッフは標高2999mの富山県剱岳に登山しながら撮影したとのことです。雪渓を何百m滑落したんだろう、あのシーン・・・。
 やっぱり風景のすばらしいこと!山と雪と空と雲と水と紅葉と・・・。これは大画面で見たいと思って映画館に行ったのでした。



turugidake02.jpg

 ネタバレになりますので、あまり申しませんが、オチもなかなかよかった。名誉とか国家の威信とかの箔が落ちて、純粋に仕事を全うしたということだけが残った。なんだか清々しさを感じます。
 1000年前の行者のエピソードはほんまにあって、こざかしい功利的な近代人より、素朴で純粋な人々の信仰のほうがずっと分厚いものがあるんだろうなあ、とも思いました。
 松田龍平や仲村トオルがいやなやつだったのに和解していく過程、死んだり大けがしたりするのがないのもよかった。

 ちなみに、あちこちで役の行者が開山したという修行のお山があるみたいですが、役の行者は空を飛べたらしいのでなるほど納得。
wooは宇宙船のwoo
Posted bywooは宇宙船のwoo

Comments 8

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Choco  
こんばんは

今日は雨でしたが、やんだすきにバイクで5分の
K葉モールに行きました。帰りは雨に降られました。
なぜか午後からはお天気よかったですね。。

さて、この映画グラン・トリノを観に行った時に予告編やってました。
かなり惹きつけられました。
しかもさすがwooさん、レビューお上手ですね。
最近は映画は1人で鑑賞なので、またレディースデーにいける日が
あったら観てみようと思います。

2009/07/08 (Wed) 22:59 | EDIT | REPLY |   
woo  

>Chocoさま
 さっそくコメントありがとうございます。バイクに雨・・・。うなぎに梅干以上の最悪食合せ・・・。午後は蒸し暑さ全開でしたね。
 
 「レビュー」をおほめいただくとは光栄です。「レビュー」になってますかねえ。

 近頃めずらしい、演出過剰ではない淡々とした展開がいいです。山がしんどいのは景色を、荷物を見ればわかります。役者はしんどい演技をする必要がないんです。浅野さん、香川さんの演技は必要最小限ですごいです。彼等は「しんどい」と言いません。

 エンドロールで、「出演者」と出ずに「仲間たち」と出たのも驚きでした。

2009/07/08 (Wed) 23:34 | EDIT | REPLY |   
K園さま  

へ~、観にいきはったんやねぇ。
だいぶ前にTVで紹介されているのを見て私も心惹かれたんですよ~。

役者およびスタッフ全員が、それぞれのスケジュールよりも
山と天候のコンディションに合わせて撮影したという、
大自然に対して本気で謙虚な制作姿勢に感心して、
そのうちTVでやるし観よ、と思ってました。

剣岳は10年ほど前の秋に登りました。
錦繍をまとった岩峰・・・めちゃめちゃ美しかった~。
でも結構どきどきする岩場が何カ所かありました。

あんな山に積雪期に稲藁のブーツで登るなんて信じられない!
登山靴と12本爪のアイゼンが要りますよ~。
役者のみなさん、きっと登山経験はほとんど無いだろうに本当に偉いなぁ。
でも雪の中でキャンプしての(山小屋はやってなかったでしょう、多分)
撮影は、大変だけど楽しかっただろうなぁ。
「仲間たち」って言い合えるほどに!

2009/07/09 (Thu) 00:33 | EDIT | REPLY |   
woo  

>K園さま
 もうすでに登頂済みであられましたか。さすがです。K園さまがどきどきされる岩場ってどんなんでしょう。おーこわ。私は植物と同じで森林限界を超えられないという高所恐怖症ですので、もう画面を見るのも精一杯でしたよ。

 役者さんたち、ほんとうにえらいと思います。剣岳山頂で4時間晴れを待ったけどだめで撤収、昇りなおしたそうですよ。

 わらじにアイゼン付けてました。12本ではなかったけれど。ピッケルの昔版とか、なかなか興味深いものがありました。大画面でぜひ!オススメです。

2009/07/09 (Thu) 19:31 | EDIT | REPLY |   
ソクシラベ  

はじめまして、「劔岳 点の記」を観られたのですか。
私は以前測量をしていましたので、測量をテーマにした映画がヒットして、嬉しいですね。
低い山ですが、基準点を設置して、「点の記」も作製したことがありますね。

もし、測量などのお仕事がありましたら、測量・地質調査マッチングサイトソクシラベを運営していますので、ご利用ください。(ご利用は無料です。)
その他、詳しいことは、
http://sokushirabe.net/
をご覧ください。

2009/07/10 (Fri) 13:46 | EDIT | REPLY |   
woo  

>ソクシラベさま
 思わぬ方面からコメントをいただきました。ありがとうございます。
 測量って今も道なき道を行くって、聞いたことがあります。ほんとうにたいへんなお仕事。でも大事なお仕事。敬服いたします。伊能忠敬さんも三角測量で日本地図を作られたんですよね。

 私、地図を見るのが好きで、地図を見てどこまでも行った気になったりするのが楽しいです。
 お仕事をお願いすることはなさそうなのですが・・・、またおいでくださいね。

2009/07/10 (Fri) 22:51 | EDIT | REPLY |   
DRAGS-007  

この映画は映画館で見たいですねぇ~(^_^
「孤高の人」は漫画喫茶行った時に読んでます。小説は知りませんでしたi-201

2009/07/13 (Mon) 11:41 | EDIT | REPLY |   
woo  

>DRAGS-007さま
 私もマンガの「孤高の人」は読んでいます。週間連載なのに書き込み方がすごいです。
 実在した加藤文太郎氏は会社勤めをしていて、よき先輩や仲間との付き合いもあったようです。ただ、行動が単独だった。あと、マンガと違って岩登りは苦手だったようです。

2009/07/13 (Mon) 20:34 | EDIT | REPLY |   

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