2008/6/17 正岡子規 四国ネタ

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 先日愛媛県松山の正岡子規博物館のことに触れたのですが、もうひとつ、「子規堂」なる施設が実はリーズナブルで充実しています。子規ゆかりの有名人、夏目漱石、斉藤茂吉、与謝野晶子、千代の富士まで名前が出ています。ブログタイトルとはなんとかけ離れているのかと、お思いの皆様には申し訳ありませんがよろしく。
 
                子規堂拝観券50円

 なにせ、50円です。四国では単位が一桁違います。松山観光港の公式駐車場は1時間160円です。なんかすごいでしょ。
 さて正岡子規は俳句の人で、「柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺」なのですが、実はそれまでの俳句にダメ出ししたそうなんです。俳句の神・尾芭蕉とあがめる人々を否定したらしいです(芭蕉を否定したのではないようですが)。さらに俳句のみならず後に短歌も始めて、これまでの短歌をまたダメだとしてしまったそうです。主流であった古今集調はいけない、万葉集の素朴で力強いところこそすばらしいとしたそうです。それは子規の門下伊藤左千夫、さらにその門下斉藤茂吉も「万葉秀歌」で言ってます。子規は結核で35歳で亡くなるのですが、燃え盛って燃え尽きたような人生です。過激派だったんですねー。
 俳句も短歌も当時陳腐化していた表現方法を最先端に変身させました。今で言うと音楽とか映像とかネット配信とかなんでしょうかね。あまり高尚と思わなくてよい。ただし、既存の価値を壊してやろうというような気概はあったにちがいない。パンクロッカー子規!
 俳句そのものからはそういう流れを私は知りえません。ただし、素朴でユーモアもあるというところは、これはよい。いくつかお気に入りの句をご紹介。

 うぐいすの 覚束なくも 初音かな (ホーホケキョがまだうまく鳴けない声ってかわいい) 

 さはるもの 蒲団木枕 皆あつし  (今日暑かったですねー)

 牛のせて  涼しや淀の 渡し舟  (大山崎でしょうか)

 岩つかみ 片手に結ぶ 清水かな (夏山を歩いていて湧水をゴクゴクのしあわせ)

 葦原の 中に家あり 行〃子 (行〃子は野鳥のオオヨシキリで、鳴き声がギョギョシギョギョシ。ちょうど今、あちらこちらで聞こえる。)
 
 ぱっと情景や音が鮮やかに浮かぶのが私の好みです。まだ半分も読んでませんのであしからず。

 出典は「子規句集」高浜虚子選 岩波文庫。 「古本の愛媛堂」で購入。郷土の書籍を目立つようにレイアウトしてあるところが店主の心意気を感じさせていい店でした。
 
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