16/07/03 丘を越えて行っこうよ 真澄の空は 朗らかに 晴れて

千里丘陵といえば、垂水神社のさわらびの滝とか、アサヒビール工場とかはずせないのですが、こたびははずします(笑)。

ほぼ同じアングルで。1947年米軍撮影の航空写真てなものがネットにあるんですね。これも国土地理院のサイトから見ることができます。本家ではもっと高解像度で見られるのですが、びっしりと棚田でおおわれています。丘陵なのに水が確保できたんですね。それがアサヒビールにつながるのですね。

ということで吹田市片山町2丁目交差点。ここからの上りが千里丘陵になります。けっこうな坂で、標準和名「片山坂」。国鉄当事、東海道本線とつながっていてこの坂を列車が上っていったという!廃線跡ですね。
千里丘陵は山あり谷あり今も道が細く曲がりくねっていてしょっちゅう道に迷います。片山坂を上りきっていつもどおり道に迷いつつ・・・、

ありました。千里丘陵に棚田が残っているんですね。ほかにも田んぼ有り。佐井寺という昔からの集落、このあたり、里山の雰囲気濃厚です。ちょうど稲が育ち始めたころ、手前にははすの花も咲いています。巨匠筒井康隆さんのお宅があったらしいです。
千里といえばたけのこも特産だったのですが、竹やぶもほとんど見られなくて・・・

ありました(笑)。豊中市上新田。きれいに整備された竹林でここではたけのこ産業が健在のようです。上新田もかつてからの集落ですが、ぐるりを千里ニュータウンにかこまれたドーナツの穴みたいな凹地なんですね。どれだけ凹んでいるかというと、

ううう、忘れ物しても取りに戻れません。

上新田のすてきな旧道です。自転車なので好きなだけ行ったり来たりできます。

帰路、丘陵を下って亀岡街道。茨木市宇野辺。「旧道」(弓道と同じ発音で)追求しようかしら。